手を抜いてみる

 

 

昨日のこと。仕事を終えて、お家に帰る。

夕食の準備をする。下味冷凍していた鶏肉は、朝冷蔵庫に入れておいたおかげでちょうどいい具合に解凍できていた。

余ってあった白菜やネギと一緒に炒めて、最後に少しだけ水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。味噌汁も簡単に作って完成~^^

 

仕事の日はこんな簡単なものばかり。いろんな人から優しく「もっと手を抜きなさい」と言ってもらえたおかげで、ここ最近はだいぶ楽に楽しく夕食を作れています。

 

結婚して、実家を出て八ヶ月が経って、最初の頃は完璧にやろうと頑張っていました。

夫や周りの人はみんな、適当でいいんだよって優しく言ってくれるのに、自分だけが自分に厳しくて、休日も時間を無駄にしちゃダメなんて思ってあれもこれもやって、体はいつも疲れてぐったり。

 

こうあるべきみたいな理想像みたいなものがあって(家事も仕事もどっちも完璧にこなす、スーパ主婦みたいな。わら)

 

その理想像に私はなれると思ってたけど、頑張ったらできると思ってたけど、途中で苦しくなっちゃったので、体もしんどくなっちゃったので、少し自分を見つめ直すことにしました。

 

私がそのスーパー主婦になりたいという気持ち裏側には、

・いい妻って思われたい

・ダメな人って思われたくない

・頑張らなくちゃいけない

こんな思いが隠れていたことに気が付きました。

 

本来の私はとっても怠け者なんです。

インドア人間だし、冬は冬眠したいし、実家の猫のことが羨ましくて生まれ変わったら一軒家で大切に飼われる猫になりたいと思ったこともあるし。

 

でも実家にいた頃は頑張らなきゃ、もっと自分を成長させなきゃみたいな気持ちが常にありました。いつも焦っているような、何をしても安らげないような、ダメなところは克服しなきゃみたいな。

どうしてそうなったのかはまた改めてゆっくり書きたいんですけど、本来の自分ではだめだーと思っていたんですね。

何者かにならなくてはって思ってました。本当は私にしかなれないのにね。

 

少しずつ自分を見つめ直すことをやって(今もまだその途中です)、私は自分の「今この瞬間」の体調や心の様子を探ることを始めました。

 

今どんな気分?今どんな感じ?自分に聞いて、自分の様子を探り出します。

正直でいることを大切にしだしたら、少しづつ頑張れなくなって、無理がきかなくなって、手を抜かざるを得なくなりました。

それでもまだ無理をしちゃうときもあるけど^^;

 

 

自分の心と体の声に耳を傾けるって、自分の本音を知ることは時々こわくもあるけど、自分を幸せにしたい私にとっては必要なことだと感じました。

 

正直でいること。自分がいいと思う感覚に従って生きること。

家事や仕事だけではなく、日々自分が選ぶもの・ことすべてです。

何が好きで何が嫌い。何が食べたい。何が欲しい。どこに行きたい。

そのあたり、まだまだ私は実践・実験中なんです。

 

あとは、夫の影響もあります。

私の夫はいつも朗らかで、楽しく楽観的で、自分のことも周りのことも大切にする人です。

どんな私も穏やかに受け止めてくれる人なので本当に日々感謝しかありません。

結婚して夫と一緒になったことで、私は精神的にどんどん楽になりました。

強くあろうとしていた自分が、そのままの何も飾っていない本来の自分に戻っていくような不思議な感覚や安心感を知りました。

手を抜いていいんだよって一番言ってくれるのも夫です。

今はその言葉に甘えていいんだと、ようやく受け取ることができてきたように思います。

ただただ、ありがたいです^^

 

今までは周りの人から言われていた「手を抜いてもいいのよ~」という言葉を今は自分自身に言ってあげられる日も増えてきてきたので、このまま続けていきたいです。

 

今日はお休み。これからゆ~っくりと夕食作りに取り掛かります。

今夜はハンバーグ。心を込めて作ります。