久しぶりに映画館で映画を観てきました。
それも過去のジブリ作品!
今、過去の名作4作品が上映されています。
キャッチコピーは「一生に一度は、映画館でジブリを。」
もちろん映画館でジブリ映画を観たことはあるけど‥と思ってよく考えてみたらほとんどビデオやテレビの録画で観ていたことに気付きましたw
しかも最近はジブリ映画を見る機会もずいぶん減ってしまいました‥
金曜ロードショーでたまにやっているのを見るくらいになっちゃったなぁー。
小さい頃はトトロや魔女の宅急便が大好きで何度も何度も観て、メイちゃんやキキになりきってました。
ホウキにまたがって本当に飛べるのか試してみたり、
さつきちゃんやメイちゃんが食べてるキュウリが美味しそうで、母にキュウリを冷やしてほしいとお願いしたりしてました。
(しかも一口食べてもういらないとか言ってた記憶がw)
4作品何を観るか悩みましたが‥小さい頃何度か観たことがあるけど内容が全然わからなかった「風の谷のナウシカ」にすることに!
夫は千と千尋が観たかったらしく珍しく夫婦別々に映画を観ました。
久しぶりに観たナウシカ。しかも大画面で。
覚えてるシーンももちろんあり、改めてこんなストーリーだったのかと感動し、後半は涙が止まらず‥
観終わったあと夫に感想を言おうにしてもまとめるのがなかなか難しかった。
でもただひとつ印象に残っているのは今の私たちの世界とどこか共通している部分があるなぁと思ったこと。
そこには「瘴気」と呼ばれる毒を出す植物が充満していて、マスクなしでは肺が5分で腐り死んでしまう。
腐海を燃やし、世界を再興しようとする人間達。
それを阻止する王蟲。
「腐海」は皆に恐れられる存在。
だけど本当は「腐海」が汚染されているのではなく「世界」が汚染されていて、腐海は汚染されている世界を浄化しているのです。
登場人物が腐海にいるときにマスクを着けている姿が今の私達と重なって見えたし、腐海とコロナウィルスの役割がとても似ていると思いました。
私達の世界ではコロナウィルスによる環境の変化により大気汚染が以前より改善されたそうです。
活動が制限されたことでイタリアでは運河がきれいになり、中国ではスモッグが減りました。
結果的にコロナウィルスも腐海と同様に浄化をしてくれているんじゃないかと思いました。
環境だけではなく働き方なんかもそうですよね。
過剰なサービスを見直したり、満員電車や無駄な会議とか本当に必要なのかと改めて考えさせられる機会を作ってくれたり、
もっともっと自由でいいんじゃないかって今までの常識を崩してくれたのもコロナがあったからなのかなと思いますし。
よく見かける「コロナ撲滅」とか「コロナに負けない」という言葉に私は強い違和感を持っていて。
自分のオフィスにも確かそんなことがかいてある紙だかシールが貼ってあったと思うんですが、いつもそれを見るたびにモヤモヤします。
その違和感やモヤモヤはなんだろうと自分に問うてみると、上に書いた通り自然環境や働き方などを浄化してくれているという恩恵があるからなんだと腑に落ちました。
ナウシカは腐海や王蟲を悪と決めつけず、それどころか愛を持って真正面から向き合い慈しみ、そしてそれらと共に生きようとする姿が本当に美しかった。
腐海や王蟲をコロナウィルスに置き換えて、私もいろんな角度から物事を考えられる人で在りたいと思ったし何よりも愛を持って愛を選択したいと思いました。
映画を観てからナウシカのことで頭がいっぱいで、感じることもたくさんあったので本当に映画館で観ることができて良かったです。
また音楽も素晴らしい!!!(涙)
見終えてからナウシカのことをいろいろ調べてたんですが漫画もあるんですね。
映画で描かれている内容は漫画版のほんの一部だそうで(!)漫画版も読んでみたいなぁー